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【アロマテラピー】香りで心と体の疲れ、ストレスを癒そう

私たちは日々、生活や仕事に追われたり、人間関係で悩んだり、多少なりともストレスを抱えています。最近ではそんなストレスを和らげるために、香りを楽しむ方が増えています。良い香りを嗅ぐと、理屈抜きで気持ちが解れ、リラックスしたり、元気になったりしますよね。嗅覚が視覚や聴覚と違うのは、ダイレクトに本能に作用すること、これが香りと癒しの関係を読み解くカギです。

なぜ香りで癒されるのか?

香りを嗅ぐと、香りの成分が鼻の粘膜に付着し、電気信号に置き換えられて脳に伝えられます。このとき最初に伝達されるのが「大脳辺縁系」です。ここは、快・不快などの、怒り、恐れ、喜び、悲しみなど、比較的急速に引き起こされた一時的で急激な、 比較的短期の感情の動きに関わる古い脳です。

一方、視覚や聴覚の電気信号は、知性に関わる新しい脳「大脳新皮質」に最初に伝えられます。この違いが、嗅覚の大きな特徴です。例えば、バラを見たとき、視覚の情報はまず「バラだ」という認識を経て、好きか嫌いかという感情に続きますが、嗅覚の情報は、まず「良い香り」という感情があり、その後に「バラの香り」と認識するのです。

嗅覚が伝わる「大脳辺縁系」は、自律神経系をつかさどる視床下部と連携しています。自律神経は、心身のリラックス、癒しに関わるところです。良い香りを嗅ぐと反射的に安らぐのは、このような嗅覚ならではの伝達メカニズムにあります。

鼻から入ったにおいの粒子が、鼻腔内の嗅細胞で電気信号に変換され、脳の神経を刺激し、覚醒,催眠,鎮静などの作用を促し、また同時に、ストレスに伴う心身症,呼吸器官,循環器官,消化器官などの治療にも効果をもたらします。香りで嗅覚を刺激し、心身をリラックスさせ、活性化させることによって、不調を治療するのです。 

アロマテラピーとは

アロマテラピーは、植物から採取した香り成分である「精油(エッセンシャルオイル)」を使った「芳香療法」です。このアロマテラピーという名称は、フランス人科学者の「ルネ・モーリス・ガットフォセ」が、1928年にアロマ「芳香」と、テラピー「療法」を組み合わせて造った造語です。

アロマテラピーとアロマセラピーは同じ意味で、アロマテラピーはフランス語読み、アロマセラピーは英語読みです。

アロマテラピーは、植物の持つ芳香成分を利用した自然療法で、香りが人間の嗅覚を通して脳に働きかける作用や、トリートメントによって皮膚に吸収される作用により、人間の自然治癒力を高め、疲れた心身を癒します。

アロマテラピーの歴史

アロマテラピーの歴史で、大きな躍進のきっかけとなったのは、アラビアの医学者「イブン・シーナ」による蒸留の技術を使った、精油の精製方法「水蒸気蒸留法」です。この精油の精製方法は、十字軍などの遠征とともに、広くヨーロッパの国々にも伝えられ、現在のアロマテラピーの基礎になりました。

14世紀には、ハンガリー王妃のエリザベート1世が、晩年に手足が痛んだ時、修道僧がローズマリーを主体にした痛み止め薬を献上し、それを使った王妃の症状が良くなり、70歳を超えている王妃に、隣国のポーランド王子が求婚したと言う逸話が残されており、この薬の効能が語り継がれ、「若返りの水」と呼ばれています。

1920年代の初頭には、フランス人科学者の「ルネ・モーリス・ガットフォセ」が、実験中の事故で火傷を負い、偶然にもとっさに近くにあったラベンダーの精油に手を浸しました。その後、傷の治りが目覚ましく良く回復し、その体験をもとに、精油の医療での利用を研究しはじめ、1928年に研究の成果を学会で発表し「芳香療法」を出版しました。

そして、第二次世界大戦中には、軍医だった「ジャン・バルネ」が、医薬品不足の状況下で、精油を用いて負傷兵の治療に成功し、「アロマテラピー」という論文を発表しています。

また、ガトフォセの弟子である、オーストラリア生まれの生科学者「マルグリット・モーリー」は、アロマテラピーを美容に活用できる技術を研究し、イギリスに伝えました。現在行われている、希釈したエッセンシャルオイルを使うマッサージは、このマルグリット・モーリーの考案です。1964年に英訳された「The Secret of Life and Youth(生命と若さの秘密)」という本は、アロマテラピーに大きな影響を与えました。

その後、ジャン・バルネや、マルグリット・モーリーの業績を受け継ぎ、発展させたのが「ロバート・ティスランド」です。現代社会の社会的病理によるストレス、精神病理などの対処法としてアロマテラピーを提示し、1978年に「The Art of Aromatherapy(芳香療法・理論と実績)」を出版しました。

1980年代になると、日本でもアロマテラピーの研究が始まり、芳香浴やトリートメントを中心に、アロマテラピーのブームが訪れ、20世紀末には、メディカルアロマテラピーが人気となり、医療現場でも補助療法的に活用されるようになりました。

21世紀に入り、精油やアロマテラピーの研究も進み、理容院、美容院、ホテルやスポーツクラブなどでもアロマトリートメントが多く取り入れられ、美容、健康の増進、リラクセーション、スポーツ、介護や医療、予防医学などでも活用されています。

精油(エッセンシャルオイル)とは

アロマテラピーには、ハーブなどの植物の花や葉などから、有効成分を抽出した純度100%の「精油(エッセンシャルオイル)」と呼ばれているものを使用します。

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の葉や花、果皮、樹皮、樹脂などから得られ、植物により異なる香りや成分、効能を持っています。現在300種類以上の精油(エッセンシャルオイル)があり、改善したい症状や目的に合わせて、たくさんの種類の中から選んで使用します。

精油(エッセンシャルオイル)は、原則として「純度100%のもの」を指します。精油(エッセンシャルオイル)を抽出するためには、極めて多くの植物が必要とされ、ローズの精油を1滴(約0.05ml)抽出するためには、およそ50個のバラの花が必要です。そのため精油には、希少で高価なものが多数あります。

精油(エッセンシャルオイル)の選び方

精油(エッセンシャルオイル)の芳香成分には様々な作用や効能があり、ご使用になる時の不調やご気分など、改善したい症状や体調、お悩みや目的に合わせた精油を使用することで、よりアロマテラピーの効果が感じられますので、作用や効能で目的に合わせてお選びいただくと良いのですが、そういった知識だけで判断せず、香りを嗅いで、直感的に良い香りだなと感じる、あなたが好きな香りを選ぶのが良いでしょう。

あなたの体は、あなたにいつもメッセージを送っています。不調など改善したい症状やご気分、目的に合っていれば、香りを嗅いだ時に、きっと良い香りだなと感じたり、リラックスできたり、心地良く感じるからです。

そもそも、香りが本能の脳に直接伝わるのは、敵の匂い、食物の匂いなど、自らの生存を左右する情報だからだと言われています。その成分が自分に必要か、不必要か、嗅覚で本能的に感じ取っているのです。どんな芳香成分であれ、脳が「気持ち良い」と反応することが、自律神経系に良い作用をもたらします。

アロマオイルとして販売されているものには、合成香料や不純物を使用しているものもありますので、ご注意ください。アロマテラピーには純度100%の精油(エッセンシャルオイル)を選びましょう。

アロマテラピー 精油の芳香成分が吸収されるルート

アロマテラピーに使用する精油(エッセンシャルオイル)の芳香成分が、私たちの心身に癒しや改善をもたらすメカニズムには、体内に吸収されるルートが関係しています。精油の芳香成分が体内に吸収されるのは、主に「鼻から脳」「肺から全身」「皮膚から全身」へと運ばれる、主に3つのルートがあります。

①鼻から脳

芳香成分が、鼻の奥にある嗅細胞を刺激し、その刺激が電気信号へと変化し、脳の大脳辺縁系へ伝達されます。さらにそこから視床下部、下垂体へと伝わります。大脳辺縁系の中には、扁桃体や海馬と呼ばれる器官が存在し、芳香成分はここにもダイレクトに伝わります。

②肺から全身

鼻や口から吸収された芳香成分が、気管を通過して肺へ到達して、肺胞から血液に流入し、全身の組織や細胞に運ばれます。

③皮膚から全身

芳香成分は分子が小さいため、皮膚の奥にある毛細血管にまで浸透します。そして毛細血管を流れる血液にのり、全身の筋肉や器官に運ばれます。

アロマテラピー 精油の芳香成分を取り入れる方法

精油の芳香成分を取り入れる、アロマテラピーの一番手軽な方法は、精油(エッセンシャルオイル)をそのまま嗅ぐことですが、エッセンシャルオイルをコットンやティッシュに含ませて持ち運んだり、ディフューザーやアロマランプなどの芳香浴、アロマバスやトリートメントなどの方法があります。

ご使用になる時の不調やご気分など、改善したい症状や体調、お悩みや目的に合わせた精油を使用することで、よりアロマテラピーの効果が感じられます。

芳香浴

芳香浴は、精油の芳香成分を空気中に拡散させて、香りを嗅ぐことをいいます。ディフューザーやアロマランプ、スプレーを使って、精油(エッセンシャルオイル)を拡散させます。緊張した心をリラックスさせ、快眠、リフレッシュなど、心のバランスを整えます。ご使用になるディフューザーの取扱説明書を確認して、精油(エッセンシャルオイル)の使用目安は必ず守りましょう。

アロマバス

精油(エッセンシャルオイル)を、植物油やバスソルトなどで希釈したものを湯船に入れて入浴、またはフットバスなど、大きな桶などに足を入れて部分浴を行い、香りを取り入れる方法です。身体を温めることで、血行促進、疲労回復、デトックスなどの相乗効果を与えます。

蒸気吸入法

洗面器にお湯を入れ、精油(エッセンシャルオイル)を1滴落として、口や鼻から蒸気吸入し、喉の痛みや呼吸器系のケアに役立てます。精油(エッセンシャルオイル)の種類によっては、粘膜への刺激が強いものもありますので、吸入法を行う際には、蒸気が目に入らないように目を閉じて行いましょう。

使用する分量は精油(エッセンシャルオイル)の成分により多少異なりますが、数滴(1〜2滴)程度が目安です。刺激の強い精油もありますので、まず1滴から始めましょう。咳が出ている時には、精油成分を含んだ蒸気の刺激によって咳が誘発される可能性がありますので、吸入法はお控えください。

湿布法

洗面器などにお湯(または水)を入れ、精油(エッセンシャルオイル)を数滴(1〜2滴)落としてから、タオルを入れて良く絞り、肌に充てて、肌から芳香成分を取り入れる方法です。慢性的な痛みの肩凝りや、生理痛の時は温かいタオルを患部に充てて温め、症状を和らげます。捻挫や打ち身、炎症などの時には冷たいタオルで冷やすと症状が和らぎます。精油(エッセンシャルオイル)を直接お肌につけるのは危険ですので、避けましょう。

トリートメント

精油(エッセンシャルオイル)をキャリアオイルで希釈して、身体や顔に塗布し、マッサージします。トリートメントは、精油の芳香成分を鼻から、肺から、肌から取り入れ、体全体に巡らせることができ、アロマテラピーを一番効果的に感じられる方法です。リラクゼーションをはじめ、筋肉の凝りや、むくみなどリンパの滞りの改善、血行促進、肌の張りや古い角質の除去、保湿などのスキンケアなど様々な効果があります。

精油(エッセンシャルオイル)とアロマテラピーの注意点

精油(エッセンシャルオイル)は、原液を直接お肌につけたり、飲んだりすることは大変危険です。また、妊娠中の方、疾患のある方(高血圧、てんかん)、ご高齢の方へのご使用には注意が必要です。乳幼児やペット(特に猫ちゃん)がいるお部屋でのご使用はお避けください。精油(エッセンシャルオイル)の種類によっては、ご使用できない方、使用時の注意事項がありますので、効能や注意点をよくお読みになり、ご使用の際には、効能と危険性を理解し、十分にご注意ください。

嗅覚は五感の中で、最も疲れやすい感覚と言われています。ずっと同じ香りを嗅ぎ続けると、香りがわからなくなってきます。嗅覚が慣れ、香りが感じにくくなると、アロマテラピーに期待する効果も軽減する可能性もあります。毎日なんとなくアロマテラピーをするのではなく、必要な時に限って意識して行い、アロマテラピーをお休みする日を挟むことで、香りの慣れを防ぎましょう。

また、香りがわからなくなったからと言って、精油(エッセンシャルオイル)の量を増やすのは危険です。精油(エッセンシャルオイル)は、動けない植物が外敵環境から身を守ったり、子孫を残すための武器の一つとして作り出しているもので、刺激が強いものがあり、多すぎる精油(エッセンシャルオイル)は、強い香りで逆に大きなストレスを与え、頭痛や吐き気、アレルギーを引き起こす恐れがあります。

精油(エッセンシャルオイル)は、高濃度で使用するより、低濃度で使用した方が、リラックス効果が高いと言われています。使用する精油(エッセンシャルオイル)は、1回の使用量目安を必ず守りましょう。

また、精油(エッセンシャルオイル)は、体に取り込まれた後、血管を通って肝臓や腎臓に運ばれ、代謝・排出されます。一日中ディフューザーを使い続けると代謝が追いつかなくなり、体に負担になり、健康被害の恐れがあります。精油は使用量の目安を必ず守り、精油の種類による香りの強さや使用する部屋の広さなどを考慮して、使い過ぎないよう心掛けてください。

ディフューザーの場合、狭い空間や締め切った空間での長時間の使用、連続して使用することは避けましょう。1回のご使用目安は、15分〜30分程で、アロマテラピーの効果は十分得られます。1日3回(朝・昼・夜)ぐらいに留めておくのが安心です。

また、精油(エッセンシャルオイル)は時間の経過と共に、成分が劣化し変質します。古くなった精油(エッセンシャルオイル)を使用すると、劣化して変質した成分が鼻や喉の粘膜を刺激して、気分が悪くなったり、咳が出たり、喉の痛み、くしゃみ、鼻水、目の痒みなどのアレルギー反応を引き起こす恐れがあり、精油(エッセンシャルオイル)本来の効能が得られなくなります。

使用期限を目安に、精油(エッセンシャルオイル)は新鮮なものを使用しましょう。精油(エッセンシャルオイル)の一般的な精油の使用期限の目安は、開封後1年です。柑橘系は酸化しやすいため半年程と言われています。また、精油(エッセンシャルオイル)は、光や熱、酸素に弱いため、日の当たる場所、高温多湿な場所での保管は避け、涼しい冷暗所で保管してください。

エンジェルアロマテラピー あなただけの天使の香り NEWリリース!

天使が選ぶ、あなただけの香りに癒されてみませんか?

いまあなたに必要な香りを天使が教えてくれる!「3種類の香りをブレンド」して「あなただけの天使の香り ブレンドエッセンシャルオイル」をお作りします!また、芳香成分のそれぞれの特徴や、天使からのメッセージもお届けする、エンジェルアロマテラピーです。

ハーブなどの植物の花や葉などから有効成分を抽出した、純度100%の「精油(エッセンシャルオイル)」のみを使用し、3種類をブレンドします。調香、ブレンドは、メディカルアロママイスター資格を持ったホリスティックセラピストのかわさきが行います。

Eva et Lilit SALON のエンジェルアロマテラピー あなただけの天使の香りでお届けするブレンドエッセンシャルオイルには、芳香浴をおすすめしています。芳香浴は、精油の芳香成分を空気中に拡散させて、香りを嗅ぐことをいいます。ディフューザーやアロマランプなどを使って、精油(エッセンシャルオイル)を拡散させます。緊張した心をリラックスさせ、快眠、リフレッシュなど、心のバランスを整えます。

お届けするブレンドエッセンシャルオイルの容量は1ml(約20滴分)です。これは、ずっと同じ香りを嗅ぎ続けると、嗅覚が慣れ、香りが感じにくくなり、アロマテラピーに期待する効果も軽減する可能性があるためです。また、いまあなたに必要な香りは、体調や気分などで変わっていきます。そして、新鮮なものを品質の良い状態でご使用いただきたいと考え、1ヶ月程で使い切れる1mlという容量をご提供しております。

お使いになるディフューザーによりますが、大体満水で精油は2〜3滴の目安が多いようです。満水での稼働時間にもよりますが、15分程使用するとなれば、水を半分程にして、精油(エッセンシャルオイル)は1滴で十分です。精油(エッセンシャルオイル)は、高濃度で使用するより、低濃度で使用した方が、リラックス効果が高いので、精油(エッセンシャルオイル)は少なめがおすすめです。

Eva et Lilit SALON エンジェルアロマテラピー あなただけの天使の香りブレンドエッセンシャルオイルは、1回1滴、1日1回の芳香浴を20日分、お休みを挟みながら1ヶ月お楽しみいただけます。

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Copyright © evaetlilit

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