癒しと力を与えてくれる、ヒーリングミュージック
「Cigarettes After Sex（シガレッツ・アフター・セックス）」は、その独特の世界観がすばらしい。全てモノクロのジャケットも、曲調も好きすぎて、初めて聴いたとき、出会えた幸せを噛み締めました。ボーカルが女性かと思うほど、高くて甘い、中性的な声がとても魅力的。その名の通り、気怠くて甘い時間、セクシャルでロマンティックな夜にかけたらとてつもなくムーディ。静かな空間に広がる、甘くて優しい声とベース、ドラム、ギター、シンセの透き通るような音質がとても心地良い。浮遊感があって、幻想的で、温かくて癒されるドリームポップと言われるジャンルの音楽です。リピートしてずっと聴いていられます。
Cigarettes After Sexは、アメリカ・テキサス州エルパソ出身のドリームポップ・バンド。メンバーは4人。ギター、ボーカルのグレッグ・ゴンザレス、シンセサイザーのフィリップ・タブス、ベースのランディ・ミラー、ドラムスのジェイコブ・トムスキー。2008年にゴンザレスを中心に結成。2012年にEP『I.』発表後、ニューヨーク・ブルックリンに拠点を移し、2016年に『I.』が突如話題となると、ローリング・ストーン誌「2016年知っておくべき10のアーティスト」に選出され、欧米でのライヴは即完売になるほどの人気を獲得。2017年6月にセルフ・タイトル作「Cigarettes After Sex」で全世界デビューしています。
私の過去や今の私の思いが宇宙に昇華するような感覚
Cigarettes After Sexの曲を聴いていると、私は過去を思い出します。過去はもう変えられないし、悲しかったことももうどうしようもない。だからセンチメンタルになるんだけど、Cigarettes After Sexの曲は優しく包み込んでくれる感じで、悲しかった、辛かった出来事があったから、それを経験したから今の自分がいるんだと、それで良かったんだよと、私の過去や今の私の思いが宇宙に昇華するような感覚になって、とても温かい気持ちになります。
彼らはインタビューで「自分は眠りにつくためにドラッグはやらない、音楽を聴くんだ、そういう処方箋のような音楽を作りたい。悲しいことがあって傷ついているとき、眠りにつけないようなときに、いろんなアーティストに何度も辛い夜を救われてきた経験があるから、音楽には辛い夜を乗り越える手助けをする力があるものだと信じている。」と言っています。Cigarettes After Sexの音楽にはまさにそういう力があります。寂しげだけど優しくて、眠れない夜に癒しと力を与えてくれる、おすすめのヒーリングミュージックです。
Cigarettes After Sexは、暗がりを灯す蝋燭の光のような優しい音楽。優しい眠りにつきたいとき、ぜひCigarettes After Sexの曲を聴いてみてください。
Cigarettes After Sex 2020年5月29日待望のシングル「You’re All I Want」をリリース。
＜Cigarettes After Sex＞
https://www.cigarettesaftersex.com
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