プラスチックに代わる注目の自然素材
プラスチックや木材に変わる素材として注目されているのが「竹」素材。竹を栽培するのに使用されるのは雨水のみで、農薬や化学肥料を使わない自然に自生している「竹」で自然素材です。竹林は森林より30%以上も多くの酸素を生み出し、より多くの二酸化炭素と温室効果ガスを吸収します。また、竹は驚くほど成長が早く、1日に1メートル以上伸びる品種もあり、新しい茎が次々に派生し、繰り返し収穫することができるサスティナブルな素材です。
日本では最近、竹林、竹害が問題になっています。竹はタケノコを収穫したり、資材を確保したりするために、これまでにたくさんの竹やぶが作られましたが、輸入品が市場に出回るようになり、竹やぶは放置されてしまいました。この放置された竹やぶが竹林の外にまで進出し、他の木々を枯らし、植物などにも様々な影響を及ぼすようになっています。
そんな竹を生かすことができる竹素材の商品は、最近になって企業にも注目され、竹素材の商品が多く作られるようになりました。
バンブーファイバーとは?
バンブーファイバーを使ったバンブーレーヨンと呼ばれる布製品や、バンブーファイバーを使ったお皿やコップなどの食器類が近年注目を集めています。バンブーファイバーは竹繊維という意味で、竹から取り出した繊維が使われています。バンブーファイバーは、農薬や化学肥料を使わない自然に自生している竹を原料とする自然素材です。バンブーファイバーを粉状にしたものに、コーンスターチやアミノ酸由来の樹脂を混ぜて作られる食器やカトラリー、食品容器などがあります。
バンブーファイバーの食器は、プラスチックのように軽く、丈夫で衝撃に強いため割れにくく、比較的リーズナブルなものが多いので、小さな子ども用や、繰り返し使えるエコな食器として、キャンプやBBQ、運動会などのさまざまなアウトドアシーンで人気です。バンブーファイバーの食器は、プラスチックにはないマットで上質な触り心地で、お洒落な色やデザインが多く、普段使いする人も増えています。
KINTO(キントー)のALFRESCO(アフレスコ)はエッジの効いたデザインでありながら、マットな質感で心地よく黒やベージュなどの落ち着いたカラーが自然の風景にも馴染むバンブーファイバーの食器です。コンパクトに重なるデザインでスタッキングできるので、持ち運びにも便利です。
バンブーファイバーの食器は、物によりますが、耐寒・耐熱温度は-20°C~80°Cのため、電子レンジ、オーブン、食洗器の使用はできません。耐寒温度は-20℃ですが、冷凍すると割れやすくなり、長時間冷蔵庫に入れると劣化が早くなるといわれていますので注意が必要です。塩素系漂白剤などを使った浸け置き洗いも劣化を早めます。
バンブーファイバーが素晴らしい点は、原料が雨水だけですぐ成長し、農薬や化学肥料を使わない自然に自生している竹を原料とする自然素材で、土に埋めると微生物によって生分解され、数年で土に還るということです。また、バンブーファイバーを使った食器には化学物質が含まれていないので、燃やしてもダイオキシンが発生しません。そして、その生産過程において二酸化炭素の排出量がとても少ないという点でも環境に配慮したサスティナブルな素材なのです。
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Eva et Lilit エヴァエリリトのスピリチュアルカウンセラー・ホリスティックセラピスト。スピリチュアル カウンセリング、オラクルカードやヌメロロジーリーディング、エンジェルヒーリング、アロマテラピー、ヒーリングアート、デザイン、ウェブ全般。得意なことは浄化。宇宙や不思議な話、怪談が大好き。最近は日本の神様や古事記、仏様や法華経に興味があり、写経や仏画にハマってます。
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