CONTENTS
アセンデッドマスター「白多羅菩薩」
白多羅菩薩（White Tara）は、白ターラー、ホワイトターラーとも呼ばれています。守護と慈愛の覚醒者である、観音さまが「自分がいくら修行しても、衆生（命あるものすべて）は苦しみから逃れられない」と悲しんで流した二粒の涙から生まれたといわれ、右目の涙からは白ターラーが、左目の涙からは緑ターラーが生まれました。ターラーたちは「衆生の済度（迷い苦しんでいる人を救って、悟りの境地に導くこと）を助ける」と発願（悟りを求める心や、人々を救おうという心を起こすこと）し、悲しみを克服したといいます。
また、観音さまが流した涙が溜まって湖になり、水面に蓮の実が浮かび、美しい花が開くと、中から美しい女神ターラーが、姿を現したともいわれています。ターラーは観音さまの妻にあたる女神ともいわれており、いくつもの性質を兼ね備えています。異なる性質は色によって表現されており、緑、白、赤、青、黄色と、それぞれのターラーが存在します。赤、青、黄色の神格は、激しい気性ですが、白と緑の神格は、慈愛に満ちた優しい女神です。
「ターラー」はサンスクリット語で「瞳」という意味があり、多羅菩薩が、観音さまの瞳から放たれた光明から生まれたともされる所以でしょう。また、ターラーには「救済する」という意味もあり、チベットでは「救済の女神（ドルマ）」と言われ、女の子が生まれるとドルマと名付けられることが多いそうです。
また、ターラーという名前は「星」も意味します。暗闇で明るく光る星、私たちを照らして導く、まさに光明のようです。星が多くの船乗りや旅人に方向を知らせるように、多羅菩薩は、日々の暮らしから人生、スピリチュアルな精神的世界への価値を求める道も、安全な方向へ導いてくれます。
白多羅菩薩は、健康と長寿をもたらすと信じられており、長寿三尊という、長生きにご利益のある仏様の内の一尊としても信仰されています。両眼の他に、額と両手、両足にも眼があり、全部で7つの眼を持つ姿で描かれ、左手に蓮華を持ち、右手は与願印を結んでいます。体の色は白色で表されていたり、金色などの色で表されます。
与願印は、仏が衆生の願いを聞きとどけ、成就させることを示した印相です。左手、または右手の手のひらを上に向け、指を下に向けて差し出される形を言います。蓮華が観音さまとの深い繋がりを示し、与願印は、人々の願いを聞き届けようとする慈悲の心を表しています。
白多羅菩薩は、観音さまと一緒に愛情深く人々を助け、求める人の寿命を延ばし、智慧や悟りを授けます。優しく穏やかで我慢強く、まるで母親のように私たちに接してくれます。
それぞれの人の内側にある、けがれのないものの本質で、純粋そのものです。白多羅菩薩は、人々の心から恐れの感情を遠ざけるために現れました。白多羅菩薩は愛と幸せを感じていますが、その白多羅菩薩が触れた人々は、同じ気持ちになるのだといいます。その喜びを遠く広く届けることに白多羅菩薩は幸せを感じているのです。
祈りと聖なる愛で、問題を解決する白多羅菩薩の眼差しは、感謝の念と喜び、そして愛に満ち溢れています。白多羅菩薩が感じ、その目に移すことができるのは、愛だけなのです。
静かに座り、深呼吸を繰り返しながら、スカイブルーを脳裏にイメージしてください。そして、次のような祈りの言葉を唱えてみてください。
「白多羅菩薩さま、私をあなたのようにしてください。優雅さと同情心で満たしてください。私はあなた、白多羅菩薩です。私はターラー、私はターラー。」
白多羅菩薩があなたの元に現れ、あなたに触れて自分と同じ愛と幸せを感じさせてくれるでしょう。
Copyright © evaetlilit
アセンデッドマスター 白多羅菩薩からのメッセージ
アセンデッドマスター「緑多羅菩薩」とは？
アセンデッドマスター とは？あなたのマスターを知る方法
アセンデッドマスターは、私たちが人生に迷った時、進む方向を示し、願望を実現するためにはどう行動すれば良いか教えてくれます。いま、あなたを導くアセンデッドマスターは誰でしょうか？「あなたのアセンデッドマスターからのメッセージ」では、あなたのアセンデッドマスターの名前と、あなたのマスターについてお伝えし、アセンデッドマスターから今あなたに伝えたいメッセージをお届けいたします。
Eva et Lilit エヴァエリリト 代表、スピリチュアルカウンセラー、神仏画家。スピリチュアル カウンセリング、オラクルカードリーディング、チャネリングメッセージ、エンジェルアロマテラピーを担当。様々なセラピスト資格や心理カウンセラー資格を持つ。デザイナー歴20年以上。宇宙の法則×量子力学講座では、宇宙の法則、形而上学、心理学、チャネリング専門。得意なことは浄化。宇宙や不思議な話、怪談、日本の神様や古事記、仏様や法華経が大好き。写経にハマっています。
この記事へのコメントはありません。