アセンデッドマスター「釈迦」
釈迦(しゃか)は、北インドの人物で、歴史上に実在した仏陀であり、仏教の開祖です。存命していた時代については、紀元前7世紀、紀元前6世紀、紀元前5世紀など諸説あり、正確な生没年は分かっていません。紀元前500年頃の4月8日、満月の下に生まれ、7歩あゆみ、右手を上に、左手を下に向けて『天上天下唯我独尊』と語ったと伝えられて、大変有名です。これは、釈迦の教えを聞いた人々が「釈尊は、生涯このことを明らかにせんとして歩まれた方である」という感動を表現したものです。
釈迦の本名は、ゴータマ・シッダールタ(Gautama Siddhartha)で、シッダールタ・ブッダ、ゴータマ・ブッダ、ロード・ゴータマなどと呼ばれています。漢訳では「瞿曇悉達多(くどんしっだった)」と書きます。名前のシッダールタは、古い仏典に言及がなく、意味が「目的を達成した人」であるため、後世に付けられたもので、本名ではないという説もあります。
この「釈迦」という名前は、釈迦の出身部族であるシャーキヤ族、またはその領国であるシャーキヤ国を指す名称である、「シャーキヤ」を音写したものです。シャーキヤムニは、サンスクリット語で「シャーキヤ族の聖者」という意味の尊称であり、これを音写した釈迦牟尼(しゃかむに)を省略して「釈迦」と呼ばれるようになりました。
釈迦の異名はたくさんあり、その中でも「十号」、仏陀の10種の称号がよく知られています。また、タターガタは「そのように来た者」または「そのように行った者」を意味する釈迦の尊称で、音写は多陀阿伽度、意訳は「如来」であり、釈迦如来ともいいます。またバガヴァント(Bhagavant)は、世の中で最も尊い者を意味する釈迦の尊称であり、漢訳は世尊です。
仏教では釈迦を、釈迦牟尼仏、釈迦牟尼如来、釈迦牟尼世尊としたり、またそれらを省略して、釈尊、牟尼、釈迦尊、仏様、お釈迦様と呼びます。
仏陀とは?
また、仏陀(ブッダ Buddha)とは、「目覚める」を意味するブドゥ(budh)に由来し、「目覚めた人」という意味で、悟りの最高の位「仏の悟り」を開いた人を指します。もともとインドの宗教一般において、すぐれた修行者や聖者に対する呼称でしたが、仏教で用いられ、釈迦の尊称となりました。つまり仏陀は、釈迦のことを意味します。このため、ゴータマ・ブッダとも呼ばれます。
初期仏教では、仏教を開いた、釈迦ただ一人を、仏陀としています。初期の経典では、弥勒菩薩などが未来に成仏することなど、過去や未来の仏陀の存在を説いたものもありますが、現在の仏陀は「釈迦」一人だけであり、釈迦の死後には現在まで現れていないとされています。
釈迦の悟り
シッダールタは、王族として王宮の中で、二つの専用宮殿や贅沢な衣服・世話係・教師などを与えられ、教養と体力を身につけ、結婚もし、後継息子もいましたが、貧困や病、老いに苦しむ老人や、病人、死者に会い、苦しむ人々を目の当たりにします。この世にある老いや病、死など、避けられない人生の無常や苦を痛感し、これをどうしたら乗り越えられるのか、人生の真実を追求しようと志し、妻子を残して、29歳で出家しました。
シッダールタは様々な苦行生活を送りますが、その苦行によって悟りがもたされることはありませんでした。断食修行の末、ついには苦行の無意味さを知り、過度の快楽が不適切であるのと同様に、極端な苦行も不適切であると悟ります。シッダールタは苦行をやめ、35歳になったシッダールタは、菩提樹の根元に座って瞑想し、悟りに達して仏陀になりました。
シッダールタは、菩提樹の下での瞑想中、深い呼吸を繰り返しながら、肉体的渇望と恐れの感情を追い払おうとしていました。程度の低いエネルギーを克服できるようになると、自分の魂が経験してきたいくつもの前世が脳裏をよぎるようになり、生命の永続性に気づき、不幸や痛み、そして死を克服する方法を知ったのです。
釈迦の教え
釈迦は、王子と苦行者という両極端の人生の経験者です。裕福な王族に生まれ、霊的な成長を求めて禁欲的な修行の道を歩もうとしましたが、自らの修行体験から「中道」であることが悟りへの道だということを理解しました。
「中道」とは、苦行と快楽の両極端を退けた考え方であり、一方に偏らない穏当な考え方、やり方です。怠けるのは論外だとしても、一般的には努力すればするほど素晴らしいと思われ、一生懸命頑張ることをよしとされがちですが、釈迦は「両極端の考え方や行動は避けよ」と教えました。楽に流されることはもちろん、極端に頑張りすぎることも戒めたのです。また「中道」は真ん中なのではなく、その場でそれぞれに適した、ベストな選択をする事を指します。
また『天上天下唯我独尊』は、私たち一人ひとりは、他と比べて自分のほうが尊いということではなく、天上天下にただ一人の、誰とも代わることのできない人間として、しかも何一つ加える必要もなく、この命のままに尊いということの発見であり、人間は何らかの条件によって尊いのではなく、人間の命の尊さは、能力、学歴、財産、地位、健康などの有無を超えて、何一つ付加することなく、そのままで尊い「私」を見出すことの大切さを教える言葉です。
あらゆる苦しみを乗り越えるための助けや、瞑想の習慣を持つこと、中道であることに導きや助けが必要なときは、いつでも釈迦に助けを求めてください。「釈迦牟尼」とその名を唱えると、心に安らぎと、温かい愛の気持ちが湧き上がってきます。
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アセンデッドマスター 釈迦からのメッセージ
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Eva et Lilit エヴァエリリトのスピリチュアルカウンセラー・ホリスティックセラピスト。スピリチュアル カウンセリング、オラクルカードやヌメロロジーリーディング、エンジェルヒーリング、アロマテラピー、ヒーリングアート、デザイン、ウェブ全般。得意なことは浄化。宇宙や不思議な話、怪談が大好き。最近は日本の神様や古事記、仏様や法華経に興味があり、写経や仏画にハマってます。
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